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*マシンステッチ(ミシン)*
当アトリエでは、縫い目の際立つ外縫鞄等には、旧型の機械式ミシンを使い、手縫いを彷彿させるリズミカルなステッチワークを製品特徴のひとつに掲げています。(※ただし、縫製部位や製品により、モータミシンや手縫いを併用する場合があります)
 

*ハンドステッチ(手縫い)*
ミシン縫いではなく、手縫いでお仕立てすることも可能です。
高級な時計の革ベルトには決まって"Cousu Main" の刻印が入っています。 これはフランス語で「手縫い」を意味し、鞍などの馬具縫法を指す場合にはクゥジュ・セリエ(クチュール・セリエ)、英語ではサドルステッチなどとも呼ばれます。時計ベルトのような小さい物ならともかく、鞄を手縫いするとなると大変な労力を要します。風格ある外縫い鞄には特におすすの仕立て方法です。
◎詳しくはこちらの記事もご参照ください→手縫いとミシン縫いの違い

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*切目仕立て*
革は繊維が複雑に絡みあっているため、断面(通称:コバ)が「切りっぱなし」であってもほつれることはありません。
そのコバに対し、いくつかの行程をくわえることで、製品イメージにあった仕上げを施していきます。
当アトリエのオーセンティックライン製品では、コバを鍛えあげる熱コテと、モーターツールを使わない手作業の磨きにこだわり、「凛」とした表情のコバへと整えていきます。(※仕上げ方法および仕上がりは素材によって異なります)
革製品のコバは、使用に伴いダメージを受けやすい箇所ですが、切目仕立てであれば磨き直して修復できる点もメリットです。

 


*へり返し仕立て*
上記の切目磨き仕立てと双璧をなすのが「へり返し仕立て」です。(→見本画像
へり返し仕立ては、縫った後にコバを仕上げる切目仕立てとは逆に、縫う前に薄革で断面を包み込みこむ方法です。
こちらも熟練を要する作業ですが、より効率的で、切目仕立てに比べエレガントな印象となります。
当アトリエのスタンダードライン製品に主に採用している仕立てです。
へり返し合わせ、半へり返し、バインド仕立てなど、イメージや用途に合わせ使い分けています。

*漉き*
「スキ」とは、革の厚さを調整する作業を指します。 部位や範囲、形状により、さまざまな漉きに分けられ、0.1ミリの違いが製品の表情や強度にまで影響することもあり、熟練を要する作業でもあります。ベタ漉きに芯地を貼る方法は、均一性や作業性に優れ、流通品に広く採用されている手法ですが、これは革の持ち味を殺してしまうことが多く、繊維の方向性を重視し適度に革の厚みを残して製作することは、革製品にとって重要項目の一つと考えています。また、部分的な漉きによって平面を立体で捉え、豊かな表情を得られるような配慮を行っています。



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