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*革選びの基礎知識*<第一章>

【顔料判別法】

顔料仕上げの革は、表面の具合や光沢などで判別できます。染料仕上げの革はあまりツヤがなく色調にムラが見られますが、顔料仕上げの革は単一的な色調になりがちです。もっとも近くで目を凝らして見ると、毛穴がふさがれたような表面なので、そうではないものと見比べれば分かっていただけます。ただし、染料仕上げと言われている革の中でも、黒や白などの極端な色には顔料を混ぜて作られていることが大半のようで、塗膜の厚さによっては判別が難しいといえます。顔料仕上げの中でも、薄い塗膜で簡単に色剥がれを起こすものや、逆に厚い塗膜で合成皮革のような質感の革は避けたいものです。塗膜が厚いものほどのっぺりとした光沢があり、革を折り曲げると表面だけが強張ったようなシワが現われます。

【まとめ】
顔料仕上げの革は本来の風合いが乏しいばかりではなく、訴求力だけを重視した本質性の乏しい革である可能性が高い。


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